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『原因不明の肺が硬くなる難病』間質性肺炎

父の記録
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間質性肺炎は、原因不明のことが多く、完治が難しい指定難病です。

現在のところ完治を期待できる治療方法はありません。

しかし、抗線維化薬やステロイド薬、免疫抑制剤などの薬物治療によって病気の進行を遅らせたり、病状がある程度改善する場合があります。

間質性肺炎発症

間質性肺炎は語尾に肺炎が付きますが、肺炎とはまったく異なる病気です。

肺という臓器をコップにたとえると、コップの中で起こる病気が肺炎で、コップ自身が侵される病気が間質性肺炎です。

間質性肺炎の方がより広い範囲で病気が起こり、息切れなどの症状が強くなります。

治療もコップの中を洗えば済む肺炎に比べ、コップ自身の修繕が必要な間質性肺炎は一般的に難治性です。

引用:間質性肺炎 東京逓信病院

私の93歳の父は、67歳の時に間質性肺炎にかかりました。

高熱と息苦しさが続き、辛そうでした。

原因の多くは特定できないらしいです。

父の場合も根本的な原因はわかりませんでした。

家の軒先のスズメの巣立った後の巣を、口や鼻を覆うことなく撤去したことくらいしか考えられませんでした。

治療

大学病院に1ヶ月の入院。

ステロイド治療でした。

副作用で、喉がすごく渇くと言ってました。

気管支内視鏡検査(肺の内部を観察したり、組織や細胞を採取したりする検査)、毎日の鼠径部動脈からの採血(酸素飽和度などをみる)が嫌だったとも。

回復

間質性肺炎は、現在の医療では、ほとんど完治できません。

病気の進行を遅らせたり、病状が改善したりすることを目指します。

父の場合、70・80歳代は、間質性肺炎が目に見えて進行することはなく、生活に支障はありませんでした。

90歳になって、動作後の息苦しさなどが出始め、在宅酸素療法(HOT)の治療を受け始めました。

家では在宅酸素機器、外では携帯酸素ボンベの生活になりました。

引用:在宅酸素療法(HOT)

最後に

間質性肺炎にならないためには

  • 禁煙する
  • 副流煙を浴びない
  • 粉塵、カビ、羽毛などの悪化原因を避ける
  • マスクの着用や手洗い・うがいをする
  • インフルエンザや肺炎球菌の予防接種を受けておく
  • 規則正しい生活を送る
  • 過労や睡眠不足を避ける
  • バランスのいい食事と運動で適正な体重を維持する
  • 空気の乾燥を避け、適度に加湿する

    引用:ユビー病気のQ&A
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