父は、90歳の時、右上腕骨骨幹部と右大腿骨頚部を骨折しました。
右上腕骨骨幹部は、屋外でつまずいて転倒して。
右大腿骨頚部は、屋内で椅子に座りそこねて転倒して。
総合病院、リハビリ病院で手術・入院を各50日しました。
ここでは、両骨折から回復した父の、日常生活での注意点を記します。
引用:上腕骨骨幹部骨折 日本整形外傷学会 大腿骨頚部骨折 日本整形外傷学会
父の現在
現在父は、外では車椅子、家では在宅酸素機器使用、そして訪問診療していただいてます。
そもそも父は、60歳の時、脳出血で倒れて右半身が麻痺してます。
当時は、懸命なリハビリで、職場にも復帰し自動車も運転できるまでに回復しました。
しかし、年齢とともに麻痺は酷くなり、特に右腕の振戦(ふるえ)はすごいです。
現在、外出することはありません。
コロナ前までは週3日でデイサービースに行ってたのですが、外では車椅子、酸素ボンベ(携帯用)使用になったこと、耳がすごく遠くなったことなどで、今は行きません。
歩きは、段々おぼつかなくなっていってますが、トイレは自分で行きます。
食事も自分でします。
入浴は私が介助します。
なにより、頭がしっかりしてるので助かります。
以前は、よくテレビを観てたのですが、耳が遠くなった、目が見えにくくなった(白内障)、からでしょう、ほぼ寝てます。
転倒しないように
住まいはマンションで、段差はありません。
寝ているベッドから、トイレ・バスルーム・ダイニングテーブルまで約10歩くらい。
動線はシンプルです。
ただ、在宅酸素機器のチューブ(カニューラ)が邪魔のようです。
介護保険サービスを利用して、トイレとバスルーム、そして廊下に手すりをつけました。大正解でした。
椅子は、高齢者・介護福祉施設用のが絶対良いです。
筋力維持
筋力低下を防ぐため、椅子に座ったままで足上げ運動。
テーブルに手をついての軽い屈伸運動。
できるだけやってもらってます。
栄養管理と骨の健康維持そして医療
お医者さんに強く言われてます。
- カルシウムとビタミンDの摂取:牛乳、ヨーグルト、魚類、きのこ類を積極的に。
- タンパク質の確保:筋肉維持のために、肉、魚、大豆製品などをバランス良く。
訪問診療を月2回受けており、内科的な健康管理をしていただいてます。骨粗しょう症の薬も服用。
最後に
父に限らず、高齢者は転倒防止、筋力維持、栄養管理、定期的な医療チェックが重要です。